開発例 げんべい

げんべい

ふつ~うの雑貨屋さんがB.T.O形式インターネット通販を展開

げんべい店舗イラスト今から約10年前、まだインターネット通販が少数だったころ、葉山にあるふつ~うの雑貨屋さん「げんべい」が最先端のインターネット通販をしたら、ギャップが面白いなと、ふと思いつきました。

B.T.O形式(build to order)のインターネット上からの受注生産方式で、商品は「げんべいのビーチサンダル」お客様の希望する足のサイズ・台座・色・鼻緒の色を自由な組合せて注文でき、そのビーチサンダルを即日出荷で販売する。

当時は大手企業でもなかなか出来ないシステムをなぜかふつ~うの雑貨屋さん、「げんべい」がやっている。
「いいですね。ぜひやりましょう!」「げんべい」のご主人、中島さんはこの企画に二つ返事でGOサインを出してくれました。
このようにしてこの企画は動き出しました。 最初はまったくの思い付きから始まった企画ですが、動き出してからはものすごいスピードで事は運びました。

げんべいホームページ

戦略的ブランディングにより、○げロゴ・げんべいドットコム誕生。
目標はビーサン輸出用横浜本牧流通センター設立

げんべいロゴまず、当社が最初にしたことは、げんべいのブランド化です。
その場の思いつきで○げマークを製作し、ホームページアドレスは、いつかは輸出用横浜本牧流通センター設立(笑)の願いを込めてげんべいドットコムに、関係者にお店の宣伝をするときは必ず「げんべいドットコム」を言ってくださいとお願いしました。

そして、わずか一ヶ月ほどでホームページが完成し、通信販売が稼動しました。 当初の予想は一ヶ月で数点の注文がくれば御の字で、コンスタントに注文がくるのは半年~1年後位と予想していたのですが予想に反して、最初の月から大変な注文数になり、半年後には月250件以上の注文が入るようになりました。

発送業務に追われ・・・げんべい担当者からの悲鳴!!
そこで当社開発担当は・・・

山積みビーサン注文数の増加はうれしい誤算なのですが、ここでひとつの問題が持ち上がりました。
「げんべい」のインターネット通信販売担当者は一人しかいません。
しかもお店の店頭業務と合わせての仕事です。
ご注文のお客様に対して、請求書、納品書、宅配便伝票、ビーチサンダルの色あわせ、発送業務、売上管理、入金管理etc、とても一人では出来ない仕事量になってしまいました。

そこで、当社が提案したのが、伝票類の自動化です。
店頭業務を行いながら宅配便の発送伝票を手書きするのは時間がかかる上、ミスも非常に起こりやすいのです。
商品単価が低いので誤配送をしただけでかなりの損失となります。
もちろん、自動化には開発費用がかかりますが、発送業務の為の人件費を考えると、安くその上ミスが起こりにくいので、導入に踏み切っていただけました。

インターネットからの注文→注文データがメールで通知→発送伝票等に手書きで[転記→出荷]これが従来の流れで、この作業に担当者が半日以上の時間がかかります。
これを[インターネットからの注文→注文データの自動取込→発送データを確認、出荷準備→伝票自動発行→出荷]このように変更しました。この変更で作業時間は数分の1に短縮できるようになりました。

Before:伝票類の自動化の流れ After:伝票類の自動化の流れ
具体的な自動化

インターネット通信販売と自動連動するデータベースソフトを作成。請求書、納品書、宅急便伝票、郵便為替伝票など全ての書類が自動発行し、手作業はビーチサンダルを梱包して出荷するだけとなりました。もちろん、入金等の確認も簡単にできるようになっております。

企画を立ち上げから10年・・・

受注処理時間の短縮も実現し、現在では新たな店舗展開や企画を精力的に取り組まれている「げんべい」のインターネット販売数は10年経過した現在でも伸びており、毎年どれだけ売り上げが伸びるのか、「げんべい」のご主人、中島さんとわくわくしながら仕事の打合せをしています。

開発環境

利用言語 perl
Microsoft Access
Install Shield
対応OS Linux
Microsoft Windows XP
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