開発例 株式会社 海洋重機エンジニアリング

株式会社 海洋重機エンジニアリング

※当社で実際に受注させて頂いた事例ですが、事情により会社名は変更しています。
※株式会社 海洋重機エンジニアリングは架空の会社名です。

多岐にわたる管理項目、既存システムの限界

株式会社 海洋重機エンジニアリング様(以下MHE様)、は船舶・海洋構造物の設計、製造、改造、修理、などの事業を展開されている会社です。
大型船舶などの案件は、提案や見積りの項目が多く、入札などの情報の入力も必要になる場合もあります。EXCELでの処理は複雑さを極め、更に、広い造船所の部署間や東京本社間との情報の共有には、既存システムでの対応に限界が生じ始めたのです・・・

システム導入前

限られた時間内での開発
包括案件管理ソフト開発、既存ネットワークの改善依頼

当社にMHE様から開発のお話を頂いた時には、ソフト開発とネットワークの改善は緊急を要していました。しかし、通常ですとソフトの開発にXXか月、ネットワーク構築やテストまで含めると、完全に稼働させるためにはXXか月は必要です。

そこで当社開発担当は・・・

当社の社内での100%自社開発環境を生かし、SEとプログラマーの専任チームで編成された、緊急開発の為の特別シフト体制を組みました。
更に、開発の効率や質を極限まで高めるために、開発関係者全員を同じ開発室に召集し、情報の共有と作業の効率化を図り、短期間での開発に挑む体制を整えました。
しかし、緊急にソフトを開発する上に、納品したシステムの稼働を安定させるには、これだけでは十分ではありません。そこで、メンテナンスや修正をリモート接続で行い、トラブルにも即座に対応出来るようにしました。

MHE様と専任チームで密に話し合うことにより、仕様書とソフトのマニュアル作成などの、時間を要する作業を簡素化することにより、開発に専念することもできました。

既存のネットワークへ別セグメントでの接続をした上で、新しいプログラムを稼働する場合、通常では以下の様な流れになります。

各部署での報告書の作成や検証、やり取りに時間を要する

これでは、膨大な時間を要することが予想されました、そこで以下のような流れをつくります。 これにより、大幅に時間を短縮することが出来ました。

専任チームが同じ開発室にいることで、報告と検証の作業を一元化

そして約Xヶ月後・・・

MHE様の十分なご協力と開発の特別体制が功を奏して、約Xヶ月後には、MHE様の既存のネットワークへ別セグメントでの接続し、新システムの稼働が始まりました。
稼働後の修正やバージョンアップの対応は、テストを終えたら開発現場からリモート接続でリアルタイムで納品して、即座に対応します。

以下は、MHE様のネットワーク業務に特化した機能です。

既存ネットワークへ別セグメントで接続(ZENの固定IPのみ受け付ける設定やセキュリティ面の強さを強調)
REVISION リビジョン (改定)

1案件に対して発生する、度重なる見積りや提案の改定を階層化、前回の見積り、提案からの変更箇所が一目でわかるようになりました。

EXCELへの関数出力

EXCELファイルが必要な帳票などに、必要な関数を含めて出力します。

入札業者の選定、通知機能

作成した見積り案件に対しての入札業者の選定や通知が出来ます。

開発経験を活かして

システムが安定した現在は、開発専任チームと特別シフト体制は終了させて頂きましたが、開発に携わった各部署の担当者が、そのままMHE様の担当として就かせて頂いております。
開発時に培わせて頂いた、信頼関係と経験で、現在でもプログラムのメンテナンスはリモートにて即座に対応し、出張費用、メンテナンス費用の削減にも貢献させて頂いております。

微力ですが、私たちのご提案で「株式会社 海洋重機エンジニアリング様」様の業務改善のお手伝いができた事に感謝致します。

開発環境

Windowsサーバ Windows Server 2003 R2 + MS SQLServer 2000
管理ソフト 対応OS(WindowsXP)、Microsoft Access
開発言語 Microsoft Access、EXCEL、Word
お気軽にお問合せください。